障がい者サッカーには、ただ今7種目のサッカーがあります。
ただし、障がい者と言われる人しかできないのではないです。
例えば、アンプティサッカーは切断者のサッカーと言われてますが、切断してない人は片足を上げ、クラッチと言われる松葉杖を使えば同じ条件でサッカーができます。「聴覚障がいがあります」となれば…ホイッスルは使わず旗やジェスチャーで警告を促したり、耳栓をしたりします。
参加者が同じ条件にすれば、一緒に体験やサッカーを楽しめます!
私たちは、
「誰もが」「共に」スポーツの価値を享受し、活力ある共生社会の創造
(=サッカーを楽しめる「インクルーシブ」な環境づくり)
を目指します。
※「インクルーシブ」とは、全てを含んだ、包含するという意味です。
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■ハンドブックが発行されています。
公益財団法人日本サッカー協会 グラスルーツ推進部様が、7つの障がい者サッカーについて詳しくまとめたハンドブックを作成しました。ルールや概要はこちらのハンドブックをご参照ください。
■7種目詳細
アンプティサッカー(切断障がい)
アンプティサッカーとは、足や腕に切断障がいのある人が行う7人制サッカーです。
日常生活で使用する義足・義手を外してロフトストランドクラッチで体を支えながらプレーします。
CPサッカー(脳性麻痺)
CPサッカーとは、脳の損傷によって運動障がいがある人が行うサッカーです。
Cerebral(脳からの)Palsy(麻痺)のかしら文字から「CPサッカー」と呼ばれています。
ソーシャルフットボール(精神障がい)
ソーシャルフットボールとは、精神障がいのある人が行うフットサルです。
基本ルールは健常者と同じで、フットサルでは女子選手を含む場合に最大6人がコートでプレーするなど、一部特別ルールを採用しています。
知的障がい者サッカー(知的障がい)
知的障がい者サッカーとは、知的障がいのある人が行う11人制のサッカーです。
フットサルも行っています。ルールは健常者のサッカー・フットサルと同じで、プレーヤーの障がいの度合いにより試合時間が異なります。
電動車椅子サッカー(重度障がい等)
電動車椅子サッカーとは”足を使わないサッカー”です。
国際的にはパワーチェアーフットボールと呼ばれ、自立した歩行ができない障がいを持った選手が多く、なかには上体や首の保持ができないほど重度な障がいを持つ選手もいます。ジョイスティック型のコントローラーを手やアゴなどを使って巧みに操り電動車椅子でプレーします。チーム構成プレーヤーに男性・女性の規制はありません。
ブラインドサッカー/ロービジョンフットボール(視覚障がい)
ブラインドサッカーとは、視覚障がいのある人が行う5人制サッカーです。
転がると音が出るボールを使用し、まわりの声を頼りにプレーします。2004年からパラリンピックの正式種目です。
弱視(ロービジョン)者のプレーするロービジョンフットサルもあります。
デフサッカー(聴覚障がい)
デフサッカーと呼ばれる聴覚障がいのある人が行うサッカーです。
サッカーとフットサルがあり、審判は笛だけではなくフラッグも使用するなど、視覚情報を頼りにプレーします。